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返品、値引、割引

返品、値引、割引

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商品の売買をしていると、値引きや返品(簿記の世界では戻し、戻りという)、割引きといったようなことをすることも多々ある。その時の仕訳の処理を解説していきます。

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売上値引
りょう‐め【量目】:はかりにかけてはかった物の重さ。はかりめ。りょうもく
売主が不良品または量目不足などにより、商品の販売価額の修正を行った場合、売上高の控除項目(売上のマイナス)として扱う。
利益部分の値引を行うため、原価と利益のバランスが崩れる。つまり、原価率と利益率が値引によって変わる。
問題で出てくる原価率と利益率は値引を考慮してないで求めた率。最初から値引を考えていて率に反映させる人はいない。

商品有高帳の取扱
商品有高帳は商品の数量計算と価格計算をして売上原価の把握をしている物である。
売上値引は商品販売益の修正であるから、原価に影響しないので、商品有高帳の変更はない。

例題1
次の仕訳を3分割法、分記法でしろ。

1.前期繰越高 216,000円(600個 @360円)
2.当期商品掛仕入高 1,080,000円(3,000個 原価@360円)
3.当期商品掛売上高 1,860,000円(3,100個 売価@600円)
4.当期売上値引高     15,000円(500個 値引額@30円)
5.期末商品棚卸高 各自計算

解答
3分割法
期中仕訳
2.仕入1,080,000/買掛金1,080,000
3.売掛金1,860,000/売上1,860,000
4.売上15,000/売掛金15,000
決算整理仕訳
仕入216,000/繰越商品216,000
繰越商品180,000/仕入180,000



分記法
2.商品1,080,000/買掛金1,080,000
3.売掛金1,860,000/商品1,080,000
     /商品販売益744,000
4.商品販売益15,000/売掛金15,000

→値引きは利益部分を引くので商品販売益の取消になる。

決算整理仕訳
仕訳なし


仕入値引
売上値引を買主側からみた場合。仕入の控除項目として扱う。

商品有高帳の取扱
商品有高帳は商品の数量計算と価格計算をして売上原価の把握をしている物である。
値引きをするものはつまり、不良品であるわけだから、値引きの対象になったものについての価格計算は他の良品とは分けて計算しないといけない。

例題2
次の内容を3分割法、分記法で仕訳しなさい。


1.前期繰越高  1,680,000円(4,000個 原価@420円)
2.当期商品仕入高 14,700,00円(35,000個 原価@420円)
3.当期仕入値引高160,000円(2,000個 値引額@80円)→この値引をした2,000個の不良品については良品と区別して商品有高帳に記入しておく。
4.当期商品掛売高
良品 19,200,000円(32,000個 売価@600円)
不良品 900,000円(2,000個 売価@450円)
5.期末商品 各自計算

解答
3分割法
期中仕訳
2.仕入14,700,000/買掛金14,700,000
3.買掛金160,000/仕入160,000
4.売掛金20,100,000/売上20,100,000
決算整理仕訳
仕入1,680,000/繰越商品1,680,000
繰越商品2,100,000/仕入2,100,000


分記法
2.商品14,700,000/買掛金14,700,000
3.買掛金160,000/商品160,000
4.売掛金20,100,000/商品14,120,000
     /商品販売益5,980,000
決算整理仕訳
仕訳なし



売上戻り
売主が不良品または品違いの商品を販売したため、商品の返品を受けた場合をいう。売上の取消なので、売上高の控除項目として扱う。
売上値引と違い、原価と利益のマイナスを同時に行うため、この戻りによるマイナスで原価率と利益率は変わらない。


商品有高帳の取扱
商品有高帳は商品の数量計算と価格計算をして売上原価の把握をしている物である。
売上原価に上げたものが取り消されるので、戻りになった部分は「払出欄」を朱書して売上原価を取り消す。
売上1,200/売掛金1,200


仕入戻し
売上戻りを買主側の立場からみた場合をいう。仕入の控除項目として扱う。


商品有高帳の取扱
商品有高帳は商品の数量計算と価格計算をして売上原価の把握をしている物である。
仕入れた商品を無かったことにするので、「受入欄」を朱書して取り消す。
買掛金2,000/仕入2,000


売上割戻し・仕入割戻し
一定期間に一定額以上の商品を販売した場合に支払う報奨金をいう。値引に準じた処理になる。
割戻しは現金することもあります。なぜかというと、一定期間が1年だと、1年以内に売掛金を回収してしまう場合もあるから。
売掛金がまだある場合なら売上 2,000/売掛金2,000という仕訳をきれば終わりだが、
売上2,000/現金2,000となることもある。


値引・戻り・割戻しは「商品売買に関連して発生するもの」で、売上原価の算定に関連します。
次の割引は「代金回収の過程に関連して発生するもの」で、売上原価の算定になりません。

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