売買目的有価証券
売買目的有価証券
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有価証券の処理の中でも売買をして、売買の差益で儲かろうという魂胆で保有している有価証券を売買目的有価証券と言います。その処理について解説していきます。
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一般に有価証券とは、財産権を表す証券であり、会計上の有価証券は「証券取引法第2条」
に規定されるもので、国際証券、地方証券、株券、社債が存在する。
有価証券を買う目的は4つに分類される
売買目的有価証券→儲けるために持っている(明らかに売る予定がある)
満期保有目的債権→満期まで保有して、額面と取得価額の差金のGETをねらうタイプ。
子会社株式、関連会社株式→つまり、支配目的で保有する株式。
その他有価証券→主要な3つ以外はまとめよう)
売買目的の有価証券は近いうちに必ず売却をすると見込まれるので、期末時点では損益を確認しやすいように時価評価する。
時価評価の仕方
洗替法(原則処理)→期末の増減した評価額を次期期首に逆の仕訳を切って元に戻す方法。
切放法→期末に増減した評価額を元に戻さない方法。
登場する勘定科目
時価評価時の科目→有価証券評価損益(有価証券評価損と有価証券評価益を合わせた科目。わけてもいい)
売却時の科目→有価証券売却損益 (上に同じ)
両方とも営業外損益。
売買目的有価証券評価損益ではない。有価証券評価損益
問題
売買目的有価証券の取引は次の通り。
1.平成14年3月20日に東京証券㈱より、下記の株式を購入する契約を結んだ。お金は払っていない。
A株式 6,000株 取得原価@560円 3,360,000円
B株式 4,000株 取得原価@620円 2,480,000円
2.平成14年3月31日(決算日)の時価は、次の通りである。
A株式 時価@590円
B株式 時価@600円
3.平成14年4月1日 になった。
4.平成14年4月3日に東京証券㈱より、A株式とB株式の引渡しを受け、代金は小切手で支払った。
5.平成14年5月10日に東京証券へ、下記の株式を売却した。
A株式 時価@610円 3,660,000円
問1 洗替法で処理しろ。
問2 切放法で処理しろ。
問1の解答
1.の仕訳 売買目的有価証券 3,360,000 / 未払金 5,840,000
売買目的有価証券 2,480,000
2.の仕訳 Aは期末で180,000円の評価益。Bは600-620で@20×4,000=80,000の評価損
よって、
A 売買目的有価証券180,000 /有価証券評価損益 180,000
B 有価証券評価損益 80,000/売買目的有価証券 80,000
3.の仕訳 期首に逆仕訳なので、
A 有価証券評価損益 180,000/売買目的有価証券180,000
B 売買目的有価証券 80,000 / 有価証券評価損益 80,000
4.の仕訳
A 未払金 3,360,000 / 当座預金 5,840,000
B 未払金 2,480,000
5の仕訳
610-560=50 50×6,000株=300,000の売却益。
当座預金 3,660,000/ 有価証券評価益 300,000
/売買目的有価証券 3,360,000
問2の解答
1.の仕訳
A 売買目的有価証券 3,360,000 / 未払金 5,840,000
B 売買目的有価証券 2,480,000
2.の仕訳
Aは期末で180,000円の評価益。Bは600-620で@20×4,000=80,000の評価損
よって、
A 売買目的有価証券180,000 /有価証券評価損益 180,000
B 有価証券評価損益 80,000/売買目的有価証券 80,000
3.の仕訳
仕訳なし
4.の仕訳
A 未払金 3,360,000 / 当座預金 5,840,000
B 未払金 2,480,000
5の仕訳
610-560=50 50×6,000株=300,000の売却益。
当座預金 3,660,000/ 有価証券評価益 120,000
/売買目的有価証券 3,540,000
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